事業概要

 大阪府土地開発公社は「公有地の拡大の推進に関する法律」に基づき設立された大阪府指定出資法人です。用地取得の専門機関として、大阪府と一体となって公共事業用地の取得を行っています。
 このページでは、用地取得とは何か、を始めとし、土地開発公社の事業の概要をご紹介します。

用地取得とは

 渋滞の緩和の為の道路整備や災害に備えての河川改良、堤防・ダムの整備、また人々が憩う公園整備など、これらの公共事業を進めるためには、まず土地(事業用地)が必要となります。

 公共事業を行う事業主(自治体)が必要となる土地を権利者(所有者)の方からお譲りいただくことを用地取得といいます。用地取得の際は適正な土地価格を算定するとともに、建物や工作物などの物件がある場合は権利者に移転や撤去いただくための補償費を算定します。

渋滞の緩和の為に道路を整備したり、災害を防ぐために河川に堤防やダムを築いたり、また人々が憩う公園を整備するなど、豊かで魅力あふれる住みよい地域づくりの実現に向け、公共事業は行われています。

これらの公共事業を実施するためには、土地(事業用地)が必要となります。公共事業の事業主(自治体)が土地を取得することを、用地取得といいます。また、その土地の上に建物や工作物などの物件がある場合は、移転費用等を補償します。

 

大阪府土地開公社では、大阪府等から委託を受けて土地の取得・家屋等の補償に関わる業務を行っています。 用地取得は、公共事業を進める上で、非常に重要な第一歩です。魅力あふれる住み良い地域づくりへのご理解、ご協力をお願いいたします。

 

 大阪府土地開公社では、大阪府等から委託を受けて公共事業推進のための土地の取得・家屋等の補償に関わる業務を行っています。
 用地取得は、公共事業を進める上で非常に重要な第一歩です。魅力あふれる住み良い地域づくりのため、皆様のご理解、ご協力をお願いいたします。

用地取得を伴う公共事業の例

  • 道路の建設・整備 : 渋滞の緩和や交通事故の減少などの効果が期待できます。

  • 河川の改修 : 水害のない、安全な暮らしを営めるように河川の整備を行います。

用地取得の流れ


→用地取得についてもっと知りたい方はこちら

→補償についてもっと知りたい方はこちら

事業形態

 大阪府土地開発公社は、公共事業の事業主(主に大阪府)から委託を受けて、用地取得業務を行っています。

  • 事業形態の一例

 

各事業の計画


事業のよくある質問

(1)土地の値段はどうやって決めるの?
 土地の価格は、建物がない状態である「更地」として評価します。評価にあたっては、近隣の取引事例をもとに、地価公示価格や不動産鑑定士による鑑定評価額を参考にしながら算定します。
(2)建物の値段はどうやって決めるの?
 まず、土地の状況、建物の配置、建物の種類・構造等を調査します。次に、その建物の場合はどのような移転方法が適当か決めます。
そして、国の基準により補償金額を算定します。
(3)どんな補償項目があるの?
 土地対価、建物・工作物・立木等の移転費用の他に、仮住居補償、借家人補償、営業補償、家賃減収補償、移転雑費補償等があります。
(4)交渉次第で補償金が変わることってあるの?
 補償金額は、国の基準に基づき算定されるもののため、交渉内容により補償金額が変わることはありません。特定の人だけに不当な利益を与えることのないよう、公平・平等に正当な補償を行います。
(5)補償金額に納得出来なかったら、どうなるの?
 基本的には、みなさまとの話し合いにより理解をいただいた上で、用地をお譲りいただきます。しかしながら、どうしてもご納得いただけない場合は、土地収用法の手続きによって、収用委員会の公正な判断を得て、用地を取得することもあります。
(6)補償金の税金関係はどうなるの?
 公共事業に協力され、かつ一定の要件を満たした場合、税の負担が軽減されます。ただし、適用条件は個々に異なりますので、詳しくは最寄りの税務署までご相談ください。また、国税庁のホームページ もご参照ください。
(7)もっと広く買ってほしい
 事業に必要な範囲のみをお譲りいただくため、事業予定地外の敷地を取得することはできません。
(8)大切な土地だから、売りたくない
 様々なご事情で売却に抵抗を感じる方がいらっしゃることと存じますが、安心安全な街づくりのためには、みなさまのご協力が不可欠ですので、ご理解、ご協力をお願いします。
(9)引っ越し先を用意してほしい
 移転先につきましては、恐れ入りますが、原則ご自身でお探しくださいますようお願いします。なお、不動産情報等をご提案できる場合もあります。
(10)いつまでに移転しないといけないの?
 契約の締結後、所有権移転の登記を行い、その後に引っ越しをお願いすることになります。詳しくは「用地取得の流れ」をご覧ください。
(11)道路はいつできるの?
 公共事業全体の進捗やスケジュールについては、事業主(大阪府等)が管理しております。

事業実績

  • 主な事業一覧

    年度 事業
    昭和35年~ 千里ニュータウン関連府道
    和36年~ 中央環状線
    昭和38年~ 外環状線、新御堂筋線
    昭和39年~ 大泉緑地
    昭和51年~ 山田池公園、寝屋川公園、寝屋川治水緑地
    昭和53年~ 府立学校、水道用地
    昭和54年~ 近畿自動車道和歌山線、近畿自動車道松原海南線
    昭和63年~ 関西国際空港連絡道路
    平成3年~ 第二京阪道路
    平成8年~ 岬多奈川地区多目的公園
    平成19年~ 新名神高速道路
    平成22年~ 枚方藤阪線、堺松原線及び関連市道、池上下宮線
    大阪羽曳野線(松原ジャンクション)
    平成23年~ 国道480号、十三高槻線及び関連市道
    平成25年~ 箕面摂津線、大阪住道線、(旧)大阪中央環状線(八戸ノ里)
    平成26年~ 豊中岸部線、三国塚口線
    平成28年~ 寝屋川大東線
    平成29年~ 長尾八幡線
    主な事業の着手年度を記載しています。 年度を跨いだり複数年かかる事業などもあり、現在進行形の事業もあります。
  • 主な事業



新名神高速道路

                  

豊中岸部線



枚方藤阪線



大阪住道線


第二京阪高速道路



池上下宮線(富田林泉大津線)


空港連絡道路